HOMEPUBLICITY > 医療施設のイメージアップ3

(*) LDRとは、
L ( Labor ) 陣痛 ・ D ( Delivery ) 分娩 ・ R ( Recovery ) 回復 の行程を一室で行なうシステム

日本ではアメリカほど流行しないLDR。
機材が余分に必要、スタッフが飛び回らねばならない、などが理由と思われる。
だが、妊婦は楽で、立合い分娩にもうってつけ。なにせ、普段は普通の部屋っぽいのだから。
それで分娩室をLDR室に。

Rを小文字にしたのは、リカバリーは数時間程度で、あとは病室に帰すため。
LDR室は複数ないと、完全なLDRを行なうのはむずかしい。
照明も病室風にして無影灯は問題が生じた時のみ点灯とする。
壁付型にして普段は家具内に隠せればなお良い。
機材もなるべく目につかない所に。

LDR室。ベッドもLDR用ベッド。
手術室に隣接し、無影灯も手術室のものを利用する。
                                                     (愛知県刈谷市 G&Oレディスクリニック)





分娩室のLDR化がむずかしければ陣痛室にLDRベッドを配置、分娩時に分娩室に搬入する。
ぎりぎりまで分娩室にいることができるし、患者も楽。
ベッド搬送に適した出入口の大きさと、できるだけ短かい直線的な動線にしないとスタッフが大変。



とかく重なるのがお産入院。ひどい時には分娩台で一晩すごす患者もいたりする。
ピークさえしのげれば病床数は少な目でも何とかなることが多い。
そこで、陣痛室を個室化して音をさえぎれば、一晩程度の臨時の病室としての流用も可能。
術後の回復室、中絶後の安静室、としてもより使いやすい。



陣痛室の拡大が可能ならば浴室を。リラックスして分娩が促進されるとのことで、最近要望が多い。
夜勤明けのスタッフも利用できる。
床に両手をついたりできるフラットなスペースや、アクティブチェアを置くスペースも確保したい。
必然的に広い陣痛室となり、前節の陣痛室の個室化と矛盾することになりがちなので慎重な判断が必要。



診療所の手術室、機材が溢れて倉庫になりかけてはいませんか。
高さ1.3M程度の位置に棚板を設け、その下に心電図・緊急カートなどを収納。
棚板の上にはモニター類を置いて収納の立体化を計る。

図は輸液ポンプの収納例。
キャスター上部に棚を設けて、酸素ボンベや小物の収納ができる。
内部に充電用コンセントが必要。

手術室といっても重なった時には分娩室にもなり得る。
大病院を真似る必要はなく、雰囲気もやわらかく。

LDR室や分娩室に隣接し、連絡できるようにしておけばスタッフや機材の移動に
便利。 専用の倉庫や準備室からの既滅菌カストを置くパスボックスなどが設けられれば、すっきりとした手術室となる。



●他の部門とは異なった種類のBGMを流す
 
  波の音、川のせせらぎなどの環境音楽を陣痛室・分娩室に。

●VTR・テープレコーダーの活用

  産湯や清拭中の新生児のVTRや、分娩経過の音声のテープをダビングしてプレゼント。
  最近ではフォトCDの使用例もある。

●中絶患者への飲み物・ケーキなどの飲食サービス

  心のケアにもなり、退院直前の試飲で異常なければ安心して帰宅可能となる。


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