HOMEPUBLICITY > 医療施設のイメージアップ2

内診室は1つで事足りませんか? 複数設けたのは患者の回転を考えての事。 
それで犠牲となるのがプライバシー。分娩数減少の昨今、効率ばかりでもないだろう、という事で、
余らせた内診スペースのもっと有効な使い道をいくつか。

●内診室を超音波室に、診察室を患者対応室に

診察室の雰囲気はもっと考えられて良い。
医療機器が散在し、ナースが忙しく動きまわる光景は
一般的な医療施設での話。

産婦人科では・・・ 大きな机と、椅子、本棚しか見えない部屋で、
患者が居る間はナースの出入りさえ制限してプライバシーを確保、
そんな外国映画の中の診察室の雰囲気で、
患者は心おきなくドクターと話ができる。

(写真右:超音波検査や処置は隣室で:みわレディスクリニック・愛知県小牧市)

そのために、診察室内の処置台や、エコー、器材棚などは旧内診室に移し、その部屋を超音波室、
及び、注射・採血室とする。
(改装案−1参照)

●ノンストレステスト(NST)室に変えては?

外来NSTが一般的になったのはこの10年以内。それ以前の建物ではそのスペースを確保する事は難しい。内診室をNST室にすればその問題も解決。但し隣接する内診室とは視覚的・聴覚的にアイソレートする。
(改装案−2参照)

●残る内診室を広く

内診室の間口は2M、というのが設計者の虎の巻(*)にでてくる数字。
その後、経腟エコーの設置は常識的になり、コルポスコープ、CO2レーザーなども内診室に…という訳で、広い内診室が求められるようになった。間口2.4M程度は確保したい。 更に、
作業カウンターには切れ目を作り、医療器具の収納スペースにしておくと通路に機材があふれずにすむ。
(改装案−2参照)

                        (*) 日本建築学会編「建築設計資料集成−4 単位空間−II」




大型モニターを別にセットすれば、説明も分りやすくなる。モニターを天井吊にすれば場所をとらない。
但し、モニターの所だけ天井を上げないと頭をぶつけるケースもある。
サービス用のVTRとか熱転写式レコーダーの収納、ゼリーとその保温装置、ティッシュなど小物が多いこのあたりをスマートに。


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